ビスマス (Bi)
元素 83 · 典型金属(後遷移金属) · 208.98 u
電子殻ごとの電子数: 2, 8, 18, 32, 18, 5
ビスマスは事実上安定とみなせる元素の中で最も重く、その半減期は宇宙の年齢の10億倍を超える。重金属としては異例なほど毒性が低く、そのため胃薬に使われている。
ビスマスは技術的には放射性だが、ある試料が半分崩壊するまでにかかる時間は宇宙の年齢のおよそ10億倍にもなる。
- 原子番号
- 83
- 原子質量
- 208.98 u
- 電子配置
- [Xe] 6s² 4f¹⁴ 5d¹⁰ 6p³
- 族・周期・ブロック
- 15 · 6 · p
- 酸化数
- +3, +5
- 電気陰性度
- 2.02 (Pauling)
- 融点
- 271 °C
- 沸点
- 1,564 °C
- 密度
- 9.807 g/cm³
- 常温での状態
- 固体
- 外観
- 銀桃色の、もろい金属
- 発見
- Claude François Geoffroy, 1753
窒素族
用途
- 胃腸薬(次サリチル酸ビスマス)
- 鉛を含まないはんだや配管部品
- 化粧品と顔料
- スプリンクラー用の易融合金
原子構造
ビスマスの中性原子は83個の陽子と83個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ126個の中性子を持ち、これが質量数209の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。
これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 18, 32, 18, 5である。軌道表記では[Xe] 6s² 4f¹⁴ 5d¹⁰ 6p³となる。
3D electron orbitals
See where ビスマス's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.
周期表における位置
発見と名前の由来
ビスマスはClaude François Geoffroyによって1753年に発見された。名前の由来:起源が定かでないドイツ語Wismutにちなむ。
さらに調べる
原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。
関連する計算機
よくある質問
ビスマスの原子量はいくつか。
ビスマスの標準原子量は208.98で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。
ビスマスの陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。
ビスマスは83個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これがビスマスをビスマスとして決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ83個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ126個で、209 − 83 = 126という関係から求められる。
ビスマスの電子配置はどうなっているか。
ビスマスの電子配置は[Xe] 6s² 4f¹⁴ 5d¹⁰ 6p³である。電子は6個の電子殻に2, 8, 18, 32, 18, 5のように分布する。
ビスマスは金属か。
はい。ビスマスは典型金属(後遷移金属)に分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。
ビスマスは何族・何周期に属するか。
ビスマスは15族(窒素族)、第6周期に位置し、pブロックに属する。族は縦の列、周期は横の行を指す。
ビスマスのイオンの価数はいくつか。
ビスマスは化合物中でイオン3+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+3, +5である。
ビスマスの融点はどのくらいか。
ビスマスは271 °Cで融解し、1,564 °Cで沸騰する。室温では固体である。
ビスマスは何に使われるか。
ビスマスの主な用途には胃腸薬(次サリチル酸ビスマス), 鉛を含まないはんだや配管部品, 化粧品と顔料, スプリンクラー用の易融合金が挙げられる。ビスマスは事実上安定とみなせる元素の中で最も重く、その半減期は宇宙の年齢の10億倍を超える。重金属としては異例なほど毒性が低く、そのため胃薬に使われている。。
ビスマスを発見したのは誰で、名前の由来は何か。
ビスマスはClaude François Geoffroyによって1753年に発見された。名前の由来:起源が定かでないドイツ語Wismutにちなむ。