ニッケル (Ni)

元素 28 · 遷移金属 · 58.693 u

2858.693
Ni
ニッケル
遷移金属
Ni

電子殻ごとの電子数: 2, 8, 16, 2

ニッケルは高温でも腐食に強く、ステンレス鋼やめっきの主力材料となっている。電池需要の高まりにより、戦略的な金属としての重要性が増している。

米国の5セント硬貨「ニッケル」は、実際には75%が銅である。

原子番号
28
原子質量
58.693 u
電子配置
[Ar] 4s² 3d⁸
族・周期・ブロック
10 · 4 · d

ニッケル族

酸化数
+2, +3
電気陰性度
1.91 (Pauling)
融点
1,455 °C
沸点
2,913 °C
密度
8.912 g/cm³
常温での状態
固体
外観
光沢のある銀白色の金属
発見
Axel Fredrik Cronstedt, 1751

用途

  • ステンレス鋼
  • 電池の正極
  • めっきと貨幣
  • 超合金と触媒

原子構造

ニッケルの中性原子は28個の陽子と28個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ31個の中性子を持ち、これが質量数59の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。

これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 16, 2である。軌道表記では[Ar] 4s² 3d⁸となる。

3D electron orbitals

See where ニッケル's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.

周期表における位置

dブロックの元素。複数の安定な酸化数を持つため化合物が鮮やかな色を示し、触媒として働き、産業の実用金属としての強度も備える。

発見と名前の由来

ニッケルはAxel Fredrik Cronstedtによって1751年に発見された。名前の由来:ドイツ語のKupfernickel(悪魔の銅)から。

さらに調べる

原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。

関連する計算機

よくある質問

ニッケルの原子量はいくつか。

ニッケルの標準原子量は58.693で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。

ニッケルの陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。

ニッケルは28個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これがニッケルをニッケルとして決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ28個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ31個で、59 − 28 = 31という関係から求められる。

ニッケルの電子配置はどうなっているか。

ニッケルの電子配置は[Ar] 4s² 3d⁸である。電子は4個の電子殻に2, 8, 16, 2のように分布する。

ニッケルは金属か。

はい。ニッケルは遷移金属に分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。

ニッケルは何族・何周期に属するか。

ニッケルは10族(ニッケル族)、第4周期に位置し、dブロックに属する。族は縦の列、周期は横の行を指す。

ニッケルのイオンの価数はいくつか。

ニッケルは化合物中でイオン2+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+2, +3である。

ニッケルの融点はどのくらいか。

ニッケルは1,455 °Cで融解し、2,913 °Cで沸騰する。室温では固体である。

ニッケルは何に使われるか。

ニッケルの主な用途にはステンレス鋼, 電池の正極, めっきと貨幣, 超合金と触媒が挙げられる。ニッケルは高温でも腐食に強く、ステンレス鋼やめっきの主力材料となっている。電池需要の高まりにより、戦略的な金属としての重要性が増している。。

ニッケルを発見したのは誰で、名前の由来は何か。

ニッケルはAxel Fredrik Cronstedtによって1751年に発見された。名前の由来:ドイツ語のKupfernickel(悪魔の銅)から。