水銀 (Hg)

元素 80 · 遷移金属 · 200.59 u

80200.59
Hg
水銀
遷移金属
Hg

電子殻ごとの電子数: 2, 8, 18, 32, 18, 2

水銀は室温で液体である唯一の金属であり、そのため何世紀にもわたって温度計や気圧計の中心部品として使われてきた。その毒性のため、現在はほとんどすべての消費者向け製品から姿を消している。

「帽子屋のように気が狂っている」という表現は文字通りの意味だった。フェルトの加工に水銀を使っていた帽子職人たちは、深刻な神経障害に苦しんだ。

原子番号
80
原子質量
200.59 u
電子配置
[Xe] 6s² 4f¹⁴ 5d¹⁰
族・周期・ブロック
12 · 6 · d

亜鉛族

酸化数
+1, +2
電気陰性度
2 (Pauling)
融点
-38.83 °C
沸点
357 °C
密度
13.5336 g/cm³
常温での状態
液体
外観
銀色の液体金属
発見
古代から知られている

用途

  • 蛍光灯
  • 電気スイッチとリレー
  • かつての温度計と気圧計
  • 塩素・アルカリ化学製品の製造

原子構造

水銀の中性原子は80個の陽子と80個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ121個の中性子を持ち、これが質量数201の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。

これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 18, 32, 18, 2である。軌道表記では[Xe] 6s² 4f¹⁴ 5d¹⁰となる。

3D electron orbitals

See where 水銀's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.

周期表における位置

dブロックの元素。複数の安定な酸化数を持つため化合物が鮮やかな色を示し、触媒として働き、産業の実用金属としての強度も備える。

発見と名前の由来

水銀は元素として記述される以前から、古代より知られ利用されてきた。名前の由来:惑星水星にちなむ。元素記号はラテン語hydrargyrumから。

さらに調べる

原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。

関連する計算機

よくある質問

水銀の原子量はいくつか。

水銀の標準原子量は200.59で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。

水銀の陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。

水銀は80個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これが水銀を水銀として決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ80個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ121個で、201 − 80 = 121という関係から求められる。

水銀の電子配置はどうなっているか。

水銀の電子配置は[Xe] 6s² 4f¹⁴ 5d¹⁰である。電子は6個の電子殻に2, 8, 18, 32, 18, 2のように分布する。

水銀は金属か。

はい。水銀は遷移金属に分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。

水銀は何族・何周期に属するか。

水銀は12族(亜鉛族)、第6周期に位置し、dブロックに属する。族は縦の列、周期は横の行を指す。

水銀のイオンの価数はいくつか。

水銀は化合物中でイオン2+ / 1+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+1, +2である。

水銀の融点はどのくらいか。

水銀は-38.83 °Cで融解し、357 °Cで沸騰する。室温では液体である。

水銀は何に使われるか。

水銀の主な用途には蛍光灯, 電気スイッチとリレー, かつての温度計と気圧計, 塩素・アルカリ化学製品の製造が挙げられる。水銀は室温で液体である唯一の金属であり、そのため何世紀にもわたって温度計や気圧計の中心部品として使われてきた。その毒性のため、現在はほとんどすべての消費者向け製品から姿を消している。。

水銀を発見したのは誰で、名前の由来は何か。

水銀は元素として記述される以前から、古代より知られ利用されてきた。名前の由来:惑星水星にちなむ。元素記号はラテン語hydrargyrumから。