コバルト (Co)

元素 27 · 遷移金属 · 58.933 u

2758.933
Co
コバルト
遷移金属
Co

電子殻ごとの電子数: 2, 8, 15, 2

コバルトはガラスやセラミックに独特の濃い青色を与え、高温でも強度を保つ。ビタミンB12の構成要素でもあり、重要な電池材料でもある。

鉱山労働者は、精錬しても銅が得られず職人を病気にする鉱石を、妖精のせいだと考えて名づけた。

原子番号
27
原子質量
58.933 u
電子配置
[Ar] 4s² 3d⁷
族・周期・ブロック
9 · 4 · d

コバルト族

酸化数
+2, +3
電気陰性度
1.88 (Pauling)
融点
1,495 °C
沸点
2,927 °C
密度
8.86 g/cm³
常温での状態
固体
外観
硬く光沢のある銀青色の金属
発見
Georg Brandt, 1735

用途

  • リチウムイオン電池の正極
  • ジェットエンジン用の超合金
  • ガラスやセラミックの青色顔料
  • 切削工具と磁石

原子構造

コバルトの中性原子は27個の陽子と27個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ32個の中性子を持ち、これが質量数59の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。

これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 15, 2である。軌道表記では[Ar] 4s² 3d⁷となる。

3D electron orbitals

See where コバルト's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.

周期表における位置

dブロックの元素。複数の安定な酸化数を持つため化合物が鮮やかな色を示し、触媒として働き、産業の実用金属としての強度も備える。

発見と名前の由来

コバルトはGeorg Brandtによって1735年に発見された。名前の由来:ドイツ語のKobold(悪霊)から。

さらに調べる

原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。

関連する計算機

よくある質問

コバルトの原子量はいくつか。

コバルトの標準原子量は58.933で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。

コバルトの陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。

コバルトは27個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これがコバルトをコバルトとして決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ27個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ32個で、59 − 27 = 32という関係から求められる。

コバルトの電子配置はどうなっているか。

コバルトの電子配置は[Ar] 4s² 3d⁷である。電子は4個の電子殻に2, 8, 15, 2のように分布する。

コバルトは金属か。

はい。コバルトは遷移金属に分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。

コバルトは何族・何周期に属するか。

コバルトは9族(コバルト族)、第4周期に位置し、dブロックに属する。族は縦の列、周期は横の行を指す。

コバルトのイオンの価数はいくつか。

コバルトは化合物中でイオン2+ / 3+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+2, +3である。

コバルトの融点はどのくらいか。

コバルトは1,495 °Cで融解し、2,927 °Cで沸騰する。室温では固体である。

コバルトは何に使われるか。

コバルトの主な用途にはリチウムイオン電池の正極, ジェットエンジン用の超合金, ガラスやセラミックの青色顔料, 切削工具と磁石が挙げられる。コバルトはガラスやセラミックに独特の濃い青色を与え、高温でも強度を保つ。ビタミンB12の構成要素でもあり、重要な電池材料でもある。。

コバルトを発見したのは誰で、名前の由来は何か。

コバルトはGeorg Brandtによって1735年に発見された。名前の由来:ドイツ語のKobold(悪霊)から。