マンガン (Mn)

元素 25 · 遷移金属 · 54.938 u

2554.938
Mn
マンガン
遷移金属
Mn

電子殻ごとの電子数: 2, 8, 13, 2

マンガンは現代の製鉄に欠かせない元素で、硫黄や酸素を取り除きながら硬さを加える。生体内では光合成で水を分解する酵素の中心を担っている。

採掘されるマンガンのほぼ90%は、そのまま鋼の製造に使われる。

原子番号
25
原子質量
54.938 u
電子配置
[Ar] 4s² 3d⁵
族・周期・ブロック
7 · 4 · d

マンガン族

酸化数
+2, +3, +4, +7
電気陰性度
1.55 (Pauling)
融点
1,246 °C
沸点
2,061 °C
密度
7.3 g/cm³
常温での状態
固体
外観
硬くもろい灰色の金属
発見
Johan Gottlieb Gahn, 1774

用途

  • 鋼の合金添加と脱硫
  • アルカリ電池やリチウムイオン電池の正極
  • アルミ缶用合金
  • ガラスの脱色

原子構造

マンガンの中性原子は25個の陽子と25個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ30個の中性子を持ち、これが質量数55の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。

これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 13, 2である。軌道表記では[Ar] 4s² 3d⁵となる。

3D electron orbitals

See where マンガン's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.

周期表における位置

dブロックの元素。複数の安定な酸化数を持つため化合物が鮮やかな色を示し、触媒として働き、産業の実用金属としての強度も備える。

発見と名前の由来

マンガンはJohan Gottlieb Gahnによって1774年に発見された。名前の由来:ラテン語のmagnes(磁石)から、magnesia nigraを経て。

さらに調べる

原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。

関連する計算機

よくある質問

マンガンの原子量はいくつか。

マンガンの標準原子量は54.938で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。

マンガンの陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。

マンガンは25個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これがマンガンをマンガンとして決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ25個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ30個で、55 − 25 = 30という関係から求められる。

マンガンの電子配置はどうなっているか。

マンガンの電子配置は[Ar] 4s² 3d⁵である。電子は4個の電子殻に2, 8, 13, 2のように分布する。

マンガンは金属か。

はい。マンガンは遷移金属に分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。

マンガンは何族・何周期に属するか。

マンガンは7族(マンガン族)、第4周期に位置し、dブロックに属する。族は縦の列、周期は横の行を指す。

マンガンのイオンの価数はいくつか。

マンガンは化合物中でイオン2+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+2, +3, +4, +7である。

マンガンの融点はどのくらいか。

マンガンは1,246 °Cで融解し、2,061 °Cで沸騰する。室温では固体である。

マンガンは何に使われるか。

マンガンの主な用途には鋼の合金添加と脱硫, アルカリ電池やリチウムイオン電池の正極, アルミ缶用合金, ガラスの脱色が挙げられる。マンガンは現代の製鉄に欠かせない元素で、硫黄や酸素を取り除きながら硬さを加える。生体内では光合成で水を分解する酵素の中心を担っている。。

マンガンを発見したのは誰で、名前の由来は何か。

マンガンはJohan Gottlieb Gahnによって1774年に発見された。名前の由来:ラテン語のmagnes(磁石)から、magnesia nigraを経て。