クロム (Cr)

元素 24 · 遷移金属 · 51.996 u

2451.996
Cr
クロム
遷移金属
Cr

電子殻ごとの電子数: 2, 8, 13, 1

クロムはステンレス鋼をステンレスにしている金属で、目に見えない自己修復性の酸化被膜を作る。その化合物は強烈な色を持ち、それが名前の由来にもなっている。

ルビーが赤く、エメラルドが緑色なのは、どちらも同じ理由、つまりクロムがわずかに含まれているためである。

原子番号
24
原子質量
51.996 u
電子配置
[Ar] 3d⁵ 4s¹
族・周期・ブロック
6 · 4 · d

クロム族

酸化数
+2, +3, +6
電気陰性度
1.66 (Pauling)
融点
1,907 °C
沸点
2,671 °C
密度
7.15 g/cm³
常温での状態
固体
外観
光沢のある硬い銀色の金属
発見
Louis-Nicolas Vauquelin, 1797

用途

  • ステンレス鋼
  • 装飾用・硬質クロムめっき
  • 皮革のなめし
  • 顔料と耐火煉瓦

原子構造

クロムの中性原子は24個の陽子と24個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ28個の中性子を持ち、これが質量数52の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。

これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 13, 1である。軌道表記では[Ar] 3d⁵ 4s¹となる。

3D electron orbitals

See where クロム's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.

周期表における位置

dブロックの元素。複数の安定な酸化数を持つため化合物が鮮やかな色を示し、触媒として働き、産業の実用金属としての強度も備える。

発見と名前の由来

クロムはLouis-Nicolas Vauquelinによって1797年に発見された。名前の由来:ギリシャ語のchroma(色)から。

さらに調べる

原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。

関連する計算機

よくある質問

クロムの原子量はいくつか。

クロムの標準原子量は51.996で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。

クロムの陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。

クロムは24個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これがクロムをクロムとして決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ24個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ28個で、52 − 24 = 28という関係から求められる。

クロムの電子配置はどうなっているか。

クロムの電子配置は[Ar] 3d⁵ 4s¹である。電子は4個の電子殻に2, 8, 13, 1のように分布する。

クロムは金属か。

はい。クロムは遷移金属に分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。

クロムは何族・何周期に属するか。

クロムは6族(クロム族)、第4周期に位置し、dブロックに属する。族は縦の列、周期は横の行を指す。

クロムのイオンの価数はいくつか。

クロムは化合物中でイオン3+ / 6+ / 2+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+2, +3, +6である。

クロムの融点はどのくらいか。

クロムは1,907 °Cで融解し、2,671 °Cで沸騰する。室温では固体である。

クロムは何に使われるか。

クロムの主な用途にはステンレス鋼, 装飾用・硬質クロムめっき, 皮革のなめし, 顔料と耐火煉瓦が挙げられる。クロムはステンレス鋼をステンレスにしている金属で、目に見えない自己修復性の酸化被膜を作る。その化合物は強烈な色を持ち、それが名前の由来にもなっている。。

クロムを発見したのは誰で、名前の由来は何か。

クロムはLouis-Nicolas Vauquelinによって1797年に発見された。名前の由来:ギリシャ語のchroma(色)から。