イッテルビウム (Yb)

元素 70 · ランタノイド · 173.05 u

70173.05
Yb
イッテルビウム
ランタノイド
Yb

電子殻ごとの電子数: 2, 8, 18, 32, 8, 2

イッテルビウムの原子時計遷移はセシウムよりもさらに精密であり、秒の定義を置き換える有力な候補となっている。極端な圧力下では応力計としても使われる。

イッテルビウム光格子時計は、宇宙の年齢に相当する時間が経っても1秒未満のずれしか生じない。

原子番号
70
原子質量
173.05 u
電子配置
[Xe] 6s² 4f¹⁴
族・周期・ブロック
fブロック · 6 · f
酸化数
+2, +3
電気陰性度
未測定
融点
819 °C
沸点
1,196 °C
密度
6.9 g/cm³
常温での状態
固体
外観
銀色の柔らかい金属
発見
Jean Charles Galissard de Marignac, 1878

用途

  • 次世代の光原子時計
  • ファイバーレーザーの添加剤
  • ステンレス鋼の結晶粒微細化
  • 地震・応力センサー

原子構造

イッテルビウムの中性原子は70個の陽子と70個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ103個の中性子を持ち、これが質量数173の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。

これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 18, 32, 8, 2である。軌道表記では[Xe] 6s² 4f¹⁴となる。

3D electron orbitals

See where イッテルビウム's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.

周期表における位置

fブロック第1行、原子番号57〜71の元素群。互いに化学的性質がよく似ており分離が難しいが、磁石やレーザー、蛍光体に欠かせない。

発見と名前の由来

イッテルビウムはJean Charles Galissard de Marignacによって1878年に発見された。名前の由来:スウェーデンの村イッテルビーにちなむ。

さらに調べる

原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。

関連する計算機

よくある質問

イッテルビウムの原子量はいくつか。

イッテルビウムの標準原子量は173.05で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。

イッテルビウムの陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。

イッテルビウムは70個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これがイッテルビウムをイッテルビウムとして決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ70個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ103個で、173 − 70 = 103という関係から求められる。

イッテルビウムの電子配置はどうなっているか。

イッテルビウムの電子配置は[Xe] 6s² 4f¹⁴である。電子は6個の電子殻に2, 8, 18, 32, 8, 2のように分布する。

イッテルビウムは金属か。

はい。イッテルビウムはランタノイドに分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。

イッテルビウムは何族・何周期に属するか。

イッテルビウムは周期表の下に別枠で示されるfブロックの元素で、第6周期に位置し、ランタノイドの仲間である。この領域の元素には、標準的な18列の族番号が割り当てられていない。

イッテルビウムのイオンの価数はいくつか。

イッテルビウムは化合物中でイオン3+ / 2+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+2, +3である。

イッテルビウムの融点はどのくらいか。

イッテルビウムは819 °Cで融解し、1,196 °Cで沸騰する。室温では固体である。

イッテルビウムは何に使われるか。

イッテルビウムの主な用途には次世代の光原子時計, ファイバーレーザーの添加剤, ステンレス鋼の結晶粒微細化, 地震・応力センサーが挙げられる。イッテルビウムの原子時計遷移はセシウムよりもさらに精密であり、秒の定義を置き換える有力な候補となっている。極端な圧力下では応力計としても使われる。。

イッテルビウムを発見したのは誰で、名前の由来は何か。

イッテルビウムはJean Charles Galissard de Marignacによって1878年に発見された。名前の由来:スウェーデンの村イッテルビーにちなむ。