オスミウム (Os)

元素 76 · 遷移金属 · 190.23 u

76190.23
Os
オスミウム
遷移金属
Os

電子殻ごとの電子数: 2, 8, 18, 32, 14, 2

オスミウムは天然に存在する元素の中で最も密度が高く、1リットルで22kgを超える重さになる。その酸化物は揮発性が高く危険なほど有毒で、これが名前の由来になっている。

1リットルのオスミウムの入ったボトルは、満杯の機内持ち込みスーツケースとほぼ同じ重さになる。

原子番号
76
原子質量
190.23 u
電子配置
[Xe] 6s² 4f¹⁴ 5d⁶
族・周期・ブロック
8 · 6 · d

鉄族

酸化数
+3, +4
電気陰性度
2.2 (Pauling)
融点
3,033 °C
沸点
5,012 °C
密度
22.57 g/cm³
常温での状態
固体
外観
光沢のある青白色の金属
発見
Smithson Tennant, 1803

用途

  • 極めて耐久性の高い計器の軸受
  • 万年筆のペン先
  • 電子顕微鏡用染色剤
  • 硬い白金合金

原子構造

オスミウムの中性原子は76個の陽子と76個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ114個の中性子を持ち、これが質量数190の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。

これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 18, 32, 14, 2である。軌道表記では[Xe] 6s² 4f¹⁴ 5d⁶となる。

3D electron orbitals

See where オスミウム's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.

周期表における位置

dブロックの元素。複数の安定な酸化数を持つため化合物が鮮やかな色を示し、触媒として働き、産業の実用金属としての強度も備える。

発見と名前の由来

オスミウムはSmithson Tennantによって1803年に発見された。名前の由来:ギリシャ語で「匂い」を意味するosmeにちなむ。

さらに調べる

原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。

関連する計算機

よくある質問

オスミウムの原子量はいくつか。

オスミウムの標準原子量は190.23で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。

オスミウムの陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。

オスミウムは76個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これがオスミウムをオスミウムとして決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ76個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ114個で、190 − 76 = 114という関係から求められる。

オスミウムの電子配置はどうなっているか。

オスミウムの電子配置は[Xe] 6s² 4f¹⁴ 5d⁶である。電子は6個の電子殻に2, 8, 18, 32, 14, 2のように分布する。

オスミウムは金属か。

はい。オスミウムは遷移金属に分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。

オスミウムは何族・何周期に属するか。

オスミウムは8族(鉄族)、第6周期に位置し、dブロックに属する。族は縦の列、周期は横の行を指す。

オスミウムのイオンの価数はいくつか。

オスミウムは化合物中でイオン4+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+3, +4である。

オスミウムの融点はどのくらいか。

オスミウムは3,033 °Cで融解し、5,012 °Cで沸騰する。室温では固体である。

オスミウムは何に使われるか。

オスミウムの主な用途には極めて耐久性の高い計器の軸受, 万年筆のペン先, 電子顕微鏡用染色剤, 硬い白金合金が挙げられる。オスミウムは天然に存在する元素の中で最も密度が高く、1リットルで22kgを超える重さになる。その酸化物は揮発性が高く危険なほど有毒で、これが名前の由来になっている。。

オスミウムを発見したのは誰で、名前の由来は何か。

オスミウムはSmithson Tennantによって1803年に発見された。名前の由来:ギリシャ語で「匂い」を意味するosmeにちなむ。