臭素 (Br)

元素 35 · ハロゲン · 79.904 u

3579.904
Br
臭素
ハロゲン
Br

電子殻ごとの電子数: 2, 8, 18, 7

臭素は室温で液体である数少ない元素の一つで、ひどい悪臭を放つ。環境規制が強化される以前は、その化合物が難燃剤として広く使われていた。

常温で液体の元素は、臭素と水銀のわずか二つだけである。

原子番号
35
原子質量
79.904 u

CIAAW区間値 [79.901, 79.907]

電子配置
[Ar] 4s² 3d¹⁰ 4p⁵
族・周期・ブロック
17 · 4 · p

ハロゲン

酸化数
−1, +1, +3, +5
電気陰性度
2.96 (Pauling)
融点
-7.2 °C
沸点
58.8 °C
密度
3.11 g/cm³
常温での状態
液体
外観
深い赤褐色の液体
発見
Antoine Jérôme Balard, 1826

用途

  • 難燃剤
  • 掘削用流体
  • 水処理
  • 医薬品の中間原料

原子構造

臭素の中性原子は35個の陽子と35個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ45個の中性子を持ち、これが質量数80の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。

これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 18, 7である。軌道表記では[Ar] 4s² 3d¹⁰ 4p⁵となる。

3D electron orbitals

See where 臭素's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.

周期表における位置

第17族。最外殻を満たすのに電子が1個足りないため、強い酸化力を持つ。金属と直接反応して塩を作ることから「塩を作るもの」と名付けられた。

発見と名前の由来

臭素はAntoine Jérôme Balardによって1826年に発見された。名前の由来:ギリシャ語のbromos(「悪臭」の意)にちなむ。

さらに調べる

原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。

関連する計算機

よくある質問

臭素の原子量はいくつか。

臭素の標準原子量は79.904で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。天然の同位体組成が産地によって変動するため、IUPACはこれを区間[79.901, 79.907]としても公表している。

臭素の陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。

臭素は35個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これが臭素を臭素として決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ35個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ45個で、80 − 35 = 45という関係から求められる。

臭素の電子配置はどうなっているか。

臭素の電子配置は[Ar] 4s² 3d¹⁰ 4p⁵である。電子は4個の電子殻に2, 8, 18, 7のように分布する。

臭素は金属か。

いいえ。臭素はハロゲンに分類され、周期表の右側に位置する。この領域の元素は電子を失うのではなく、獲得または共有する。

臭素は何族・何周期に属するか。

臭素は17族(ハロゲン)、第4周期に位置し、pブロックに属する。族は縦の列、周期は横の行を指す。

臭素のイオンの価数はいくつか。

臭素は化合物中でイオン1−になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は−1, +1, +3, +5である。

臭素の融点はどのくらいか。

臭素は-7.2 °Cで融解し、58.8 °Cで沸騰する。室温では液体である。

臭素は何に使われるか。

臭素の主な用途には難燃剤, 掘削用流体, 水処理, 医薬品の中間原料が挙げられる。臭素は室温で液体である数少ない元素の一つで、ひどい悪臭を放つ。環境規制が強化される以前は、その化合物が難燃剤として広く使われていた。。

臭素を発見したのは誰で、名前の由来は何か。

臭素はAntoine Jérôme Balardによって1826年に発見された。名前の由来:ギリシャ語のbromos(「悪臭」の意)にちなむ。