フレロビウム (Fl)
元素 114 · 典型金属(後遷移金属) · [289] u
電子殻ごとの電子数: 2, 8, 18, 32, 32, 18, 4
フレロビウムは、超重元素の中でも特に長寿命であると予測される「安定の島」の近くに位置する元素である。実際にその同位体は、予想を上回る長さで存在することが確認されている。
フレロビウムは、理論上予測されてきた「安定の島」が実在することを示す、現時点で最も有力な証拠である。
- 原子番号
- 114
- 原子質量
- [289] u
- 電子配置
- [Rn] 7s² 7p² 5f¹⁴ 6d¹⁰
- 族・周期・ブロック
- 14 · 7 · p
- 酸化数
- 0, +1, +2, +4, +6
- 電気陰性度
- 未測定
- 融点
- —
- 沸点
- —
- 密度
- 未測定
- 常温での状態
- 不明
- 外観
- 不明(金属的であると推定される)
- 発見
- Joint Institute for Nuclear Research, Dubna, 1998
予測値
炭素族
用途
- 科学研究のみ
原子構造
フレロビウムの中性原子は114個の陽子と114個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ175個の中性子を持ち、これが質量数289の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。
これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 18, 32, 32, 18, 4である。軌道表記では[Rn] 7s² 7p² 5f¹⁴ 6d¹⁰となる。
3D electron orbitals
See where フレロビウム's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.
周期表における位置
発見と名前の由来
フレロビウムはJoint Institute for Nuclear Research, Dubnaによって1998年に発見された。名前の由来:ゲオルギー・フレロフにちなんで名付けられたフレロフ研究所にちなむ。
フレロビウムの同位体はすべて放射性で、安定した原子量を持たない。周期表では最も長寿命の同位体の質量数が角括弧で示される。
さらに調べる
原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。
関連する計算機
よくある質問
フレロビウムの原子量はいくつか。
フレロビウムには安定同位体が存在しないため、標準原子量を持たない。周期表には代わりに[289]、つまり最も長寿命の同位体の質量数が示される。
フレロビウムの陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。
フレロビウムは114個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これがフレロビウムをフレロビウムとして決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ114個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ175個で、289 − 114 = 175という関係から求められる。
フレロビウムの電子配置はどうなっているか。
フレロビウムの電子配置は[Rn] 7s² 7p² 5f¹⁴ 6d¹⁰(この元素は非常に重いため、実測ではなく理論計算による予測値)である。電子は7個の電子殻に2, 8, 18, 32, 32, 18, 4のように分布する。
フレロビウムは金属か。
はい。フレロビウムは典型金属(後遷移金属)に分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。
フレロビウムは何族・何周期に属するか。
フレロビウムは14族(炭素族)、第7周期に位置し、pブロックに属する。族は縦の列、周期は横の行を指す。
フレロビウムは何に使われるか。
フレロビウムの主な用途には科学研究のみが挙げられる。フレロビウムは、超重元素の中でも特に長寿命であると予測される「安定の島」の近くに位置する元素である。実際にその同位体は、予想を上回る長さで存在することが確認されている。。
フレロビウムを発見したのは誰で、名前の由来は何か。
フレロビウムはJoint Institute for Nuclear Research, Dubnaによって1998年に発見された。名前の由来:ゲオルギー・フレロフにちなんで名付けられたフレロフ研究所にちなむ。
フレロビウムは放射性か。
はい。フレロビウムの同位体はすべて放射性で、安定な形は存在しない。そのため周期表では標準原子量ではなく、角括弧に入れた質量数が示される。