ツリウム (Tm)

元素 69 · ランタノイド · 168.93 u

69168.93
Tm
ツリウム
ランタノイド
Tm

電子殻ごとの電子数: 2, 8, 18, 31, 8, 2

ツリウムはランタノイドの中で二番目に希少で、商業利用も最も少ない。その放射性同位体は小型の携帯用X線源の電源として使われる。

ツリウム170線源を使えば、電気を一切使わずに野戦医療でX線撮影ができる。

原子番号
69
原子質量
168.93 u
電子配置
[Xe] 6s² 4f¹³
族・周期・ブロック
fブロック · 6 · f
酸化数
+3
電気陰性度
1.25 (Pauling)
融点
1,545 °C
沸点
1,950 °C
密度
9.32 g/cm³
常温での状態
固体
外観
銀灰色の金属
発見
Per Teodor Cleve, 1879

用途

  • 携帯用X線源
  • 手術用レーザー
  • 高温超伝導体
  • ユーロ紙幣の偽造防止マーカー

原子構造

ツリウムの中性原子は69個の陽子と69個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ100個の中性子を持ち、これが質量数169の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。

これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 18, 31, 8, 2である。軌道表記では[Xe] 6s² 4f¹³となる。

3D electron orbitals

See where ツリウム's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.

周期表における位置

fブロック第1行、原子番号57〜71の元素群。互いに化学的性質がよく似ており分離が難しいが、磁石やレーザー、蛍光体に欠かせない。

発見と名前の由来

ツリウムはPer Teodor Cleveによって1879年に発見された。名前の由来:北方の地を指す古代の呼び名トゥーレにちなむ。

さらに調べる

原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。

関連する計算機

よくある質問

ツリウムの原子量はいくつか。

ツリウムの標準原子量は168.93で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。

ツリウムの陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。

ツリウムは69個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これがツリウムをツリウムとして決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ69個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ100個で、169 − 69 = 100という関係から求められる。

ツリウムの電子配置はどうなっているか。

ツリウムの電子配置は[Xe] 6s² 4f¹³である。電子は6個の電子殻に2, 8, 18, 31, 8, 2のように分布する。

ツリウムは金属か。

はい。ツリウムはランタノイドに分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。

ツリウムは何族・何周期に属するか。

ツリウムは周期表の下に別枠で示されるfブロックの元素で、第6周期に位置し、ランタノイドの仲間である。この領域の元素には、標準的な18列の族番号が割り当てられていない。

ツリウムのイオンの価数はいくつか。

ツリウムは化合物中でイオン3+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+3である。

ツリウムの融点はどのくらいか。

ツリウムは1,545 °Cで融解し、1,950 °Cで沸騰する。室温では固体である。

ツリウムは何に使われるか。

ツリウムの主な用途には携帯用X線源, 手術用レーザー, 高温超伝導体, ユーロ紙幣の偽造防止マーカーが挙げられる。ツリウムはランタノイドの中で二番目に希少で、商業利用も最も少ない。その放射性同位体は小型の携帯用X線源の電源として使われる。。

ツリウムを発見したのは誰で、名前の由来は何か。

ツリウムはPer Teodor Cleveによって1879年に発見された。名前の由来:北方の地を指す古代の呼び名トゥーレにちなむ。