ガドリニウム (Gd)

元素 64 · ランタノイド · 157.25 u

64157.25
Gd
ガドリニウム
ランタノイド
Gd

電子殻ごとの電子数: 2, 8, 18, 25, 9, 2

ガドリニウムはほとんどの元素より中性子を吸収しやすく、強い常磁性を持つ。その化合物はMRIの造影剤として注射される。

ガドリニウムは低温で磁性を帯び、室温付近でその磁性を失う。これが磁気冷却の原理である。

原子番号
64
原子質量
157.25 u
電子配置
[Xe] 6s² 4f⁷ 5d¹
族・周期・ブロック
fブロック · 6 · f
酸化数
+3
電気陰性度
1.2 (Pauling)
融点
1,313 °C
沸点
3,273 °C
密度
7.9 g/cm³
常温での状態
固体
外観
銀白色の金属
発見
Jean Charles Galissard de Marignac, 1880

用途

  • MRI造影剤
  • 原子炉の遮蔽と制御
  • 磁気冷却の研究
  • 発光体とX線スクリーン

原子構造

ガドリニウムの中性原子は64個の陽子と64個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ93個の中性子を持ち、これが質量数157の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。

これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 18, 25, 9, 2である。軌道表記では[Xe] 6s² 4f⁷ 5d¹となる。

3D electron orbitals

See where ガドリニウム's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.

周期表における位置

fブロック第1行、原子番号57〜71の元素群。互いに化学的性質がよく似ており分離が難しいが、磁石やレーザー、蛍光体に欠かせない。

発見と名前の由来

ガドリニウムはJean Charles Galissard de Marignacによって1880年に発見された。名前の由来:フィンランドの化学者ヨハン・ガドリンにちなむ。

さらに調べる

原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。

関連する計算機

よくある質問

ガドリニウムの原子量はいくつか。

ガドリニウムの標準原子量は157.25で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。

ガドリニウムの陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。

ガドリニウムは64個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これがガドリニウムをガドリニウムとして決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ64個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ93個で、157 − 64 = 93という関係から求められる。

ガドリニウムの電子配置はどうなっているか。

ガドリニウムの電子配置は[Xe] 6s² 4f⁷ 5d¹である。電子は6個の電子殻に2, 8, 18, 25, 9, 2のように分布する。

ガドリニウムは金属か。

はい。ガドリニウムはランタノイドに分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。

ガドリニウムは何族・何周期に属するか。

ガドリニウムは周期表の下に別枠で示されるfブロックの元素で、第6周期に位置し、ランタノイドの仲間である。この領域の元素には、標準的な18列の族番号が割り当てられていない。

ガドリニウムのイオンの価数はいくつか。

ガドリニウムは化合物中でイオン3+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+3である。

ガドリニウムの融点はどのくらいか。

ガドリニウムは1,313 °Cで融解し、3,273 °Cで沸騰する。室温では固体である。

ガドリニウムは何に使われるか。

ガドリニウムの主な用途にはMRI造影剤, 原子炉の遮蔽と制御, 磁気冷却の研究, 発光体とX線スクリーンが挙げられる。ガドリニウムはほとんどの元素より中性子を吸収しやすく、強い常磁性を持つ。その化合物はMRIの造影剤として注射される。。

ガドリニウムを発見したのは誰で、名前の由来は何か。

ガドリニウムはJean Charles Galissard de Marignacによって1880年に発見された。名前の由来:フィンランドの化学者ヨハン・ガドリンにちなむ。