プラセオジム (Pr)

元素 59 · ランタノイド · 140.91 u

59140.91
Pr
プラセオジム
ランタノイド
Pr

電子殻ごとの電子数: 2, 8, 18, 21, 8, 2

プラセオジムはガラスを深い黄緑色に変え、赤外線のぎらつきを遮る。そのためガラス職人はこの元素を含む保護ゴーグルを着用する。ネオジムと合金化すると磁石の強度が増す。

ガラス職人が使うジジム(ディジミウム)ゴーグルは、目を眩ませるナトリウムの炎色を遮り、ガラスをよく見えるようにする。

原子番号
59
原子質量
140.91 u
電子配置
[Xe] 6s² 4f³
族・周期・ブロック
fブロック · 6 · f
酸化数
+3
電気陰性度
1.13 (Pauling)
融点
931 °C
沸点
3,520 °C
密度
6.77 g/cm³
常温での状態
固体
外観
銀色の柔らかい金属
発見
Carl Auer von Welsbach, 1885

用途

  • 溶接やガラス加工用の保護ゴーグル
  • 高強度永久磁石
  • 黄色いガラスやセラミック顔料
  • 航空機エンジン用合金

原子構造

プラセオジムの中性原子は59個の陽子と59個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ82個の中性子を持ち、これが質量数141の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。

これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 18, 21, 8, 2である。軌道表記では[Xe] 6s² 4f³となる。

3D electron orbitals

See where プラセオジム's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.

周期表における位置

fブロック第1行、原子番号57〜71の元素群。互いに化学的性質がよく似ており分離が難しいが、磁石やレーザー、蛍光体に欠かせない。

発見と名前の由来

プラセオジムはCarl Auer von Welsbachによって1885年に発見された。名前の由来:ギリシャ語のprasios didymos(「緑の双子」の意)にちなむ。

さらに調べる

原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。

関連する計算機

よくある質問

プラセオジムの原子量はいくつか。

プラセオジムの標準原子量は140.91で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。

プラセオジムの陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。

プラセオジムは59個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これがプラセオジムをプラセオジムとして決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ59個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ82個で、141 − 59 = 82という関係から求められる。

プラセオジムの電子配置はどうなっているか。

プラセオジムの電子配置は[Xe] 6s² 4f³である。電子は6個の電子殻に2, 8, 18, 21, 8, 2のように分布する。

プラセオジムは金属か。

はい。プラセオジムはランタノイドに分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。

プラセオジムは何族・何周期に属するか。

プラセオジムは周期表の下に別枠で示されるfブロックの元素で、第6周期に位置し、ランタノイドの仲間である。この領域の元素には、標準的な18列の族番号が割り当てられていない。

プラセオジムのイオンの価数はいくつか。

プラセオジムは化合物中でイオン3+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+3である。

プラセオジムの融点はどのくらいか。

プラセオジムは931 °Cで融解し、3,520 °Cで沸騰する。室温では固体である。

プラセオジムは何に使われるか。

プラセオジムの主な用途には溶接やガラス加工用の保護ゴーグル, 高強度永久磁石, 黄色いガラスやセラミック顔料, 航空機エンジン用合金が挙げられる。プラセオジムはガラスを深い黄緑色に変え、赤外線のぎらつきを遮る。そのためガラス職人はこの元素を含む保護ゴーグルを着用する。ネオジムと合金化すると磁石の強度が増す。。

プラセオジムを発見したのは誰で、名前の由来は何か。

プラセオジムはCarl Auer von Welsbachによって1885年に発見された。名前の由来:ギリシャ語のprasios didymos(「緑の双子」の意)にちなむ。