トリウム (Th)
元素 90 · アクチノイド · 232.04 u
電子殻ごとの電子数: 2, 8, 18, 32, 18, 10, 2
トリウムはウランの3〜4倍豊富に存在し、長寿命の廃棄物が少ない原子炉燃料として研究が進められている。かつてはガスランタンのマントルを明るく輝かせるために使われていた。
トリウムはありふれた元素であり、多くの御影石のカウンタートップにも測定可能な量が含まれている。
- 原子番号
- 90
- 原子質量
- 232.04 u
- 電子配置
- [Rn] 7s² 6d²
- 族・周期・ブロック
- fブロック · 7 · f
- 酸化数
- +4
- 電気陰性度
- 1.3 (Pauling)
- 融点
- 1,750 °C
- 沸点
- 4,788 °C
- 密度
- 11.72 g/cm³
- 常温での状態
- 固体
- 外観
- 銀白色の金属
- 発見
- Jöns Jacob Berzelius, 1828
用途
- 実験的なトリウム原子炉燃料
- 高屈折率の光学ガラス
- かつてのガスマントルと溶接ロッド
- 放射年代測定
原子構造
トリウムの中性原子は90個の陽子と90個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ142個の中性子を持ち、これが質量数232の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。
これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 18, 32, 18, 10, 2である。軌道表記では[Rn] 7s² 6d²となる。
3D electron orbitals
See where トリウム's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.
周期表における位置
発見と名前の由来
トリウムはJöns Jacob Berzeliusによって1828年に発見された。名前の由来:北欧神話の雷神トールにちなむ。
トリウムの同位体はすべて放射性で、安定した原子量を持たない。周期表では最も長寿命の同位体の質量数が角括弧で示される。
さらに調べる
原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。
関連する計算機
よくある質問
トリウムの原子量はいくつか。
トリウムの標準原子量は232.04で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。
トリウムの陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。
トリウムは90個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これがトリウムをトリウムとして決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ90個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ142個で、232 − 90 = 142という関係から求められる。
トリウムの電子配置はどうなっているか。
トリウムの電子配置は[Rn] 7s² 6d²である。電子は7個の電子殻に2, 8, 18, 32, 18, 10, 2のように分布する。
トリウムは金属か。
はい。トリウムはアクチノイドに分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。
トリウムは何族・何周期に属するか。
トリウムは周期表の下に別枠で示されるfブロックの元素で、第7周期に位置し、アクチノイドの仲間である。この領域の元素には、標準的な18列の族番号が割り当てられていない。
トリウムのイオンの価数はいくつか。
トリウムは化合物中でイオン4+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+4である。
トリウムの融点はどのくらいか。
トリウムは1,750 °Cで融解し、4,788 °Cで沸騰する。室温では固体である。
トリウムは何に使われるか。
トリウムの主な用途には実験的なトリウム原子炉燃料, 高屈折率の光学ガラス, かつてのガスマントルと溶接ロッド, 放射年代測定が挙げられる。トリウムはウランの3〜4倍豊富に存在し、長寿命の廃棄物が少ない原子炉燃料として研究が進められている。かつてはガスランタンのマントルを明るく輝かせるために使われていた。。
トリウムを発見したのは誰で、名前の由来は何か。
トリウムはJöns Jacob Berzeliusによって1828年に発見された。名前の由来:北欧神話の雷神トールにちなむ。
トリウムは放射性か。
はい。トリウムの同位体はすべて放射性で、安定な形は存在しない。そのため周期表では標準原子量ではなく、角括弧に入れた質量数が示される。