ストロンチウム (Sr)

元素 38 · アルカリ土類金属 · 87.62 u

3887.62
Sr
ストロンチウム
アルカリ土類金属
Sr

電子殻ごとの電子数: 2, 8, 18, 8, 2

ストロンチウムは鮮やかな赤色の炎を出すため、花火や信号炎管に多用される。化学的性質がカルシウムに似ているため、体内では骨に取り込まれてしまう。

骨がカルシウムと誤って取り込んでしまうため、ストロンチウム90を含む放射性降下物は1950年代の核実験時代に大きな恐怖の対象となった。

原子番号
38
原子質量
87.62 u
電子配置
[Kr] 5s²
族・周期・ブロック
2 · 5 · s

アルカリ土類金属

酸化数
+2
電気陰性度
0.95 (Pauling)
融点
777 °C
沸点
1,382 °C
密度
2.64 g/cm³
常温での状態
固体
外観
銀黄色の金属
発見
Adair Crawford and William Cruickshank, 1790

用途

  • 赤色の花火や信号炎管
  • フェライトセラミック磁石
  • 蓄光顔料
  • 骨粗しょう症治療の研究

原子構造

ストロンチウムの中性原子は38個の陽子と38個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ50個の中性子を持ち、これが質量数88の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。

これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 18, 8, 2である。軌道表記では[Kr] 5s²となる。

3D electron orbitals

See where ストロンチウム's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.

周期表における位置

第2族の金属で、最外殻に電子が2個ある。アルカリ金属より硬く反応性も低いが、骨や貝殻、セメントを構成する2価イオンを作る。

発見と名前の由来

ストロンチウムはAdair Crawford and William Cruickshankによって1790年に発見された。名前の由来:スコットランドの村ストロンチアンにちなむ。

さらに調べる

原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。

関連する計算機

よくある質問

ストロンチウムの原子量はいくつか。

ストロンチウムの標準原子量は87.62で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。

ストロンチウムの陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。

ストロンチウムは38個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これがストロンチウムをストロンチウムとして決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ38個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ50個で、88 − 38 = 50という関係から求められる。

ストロンチウムの電子配置はどうなっているか。

ストロンチウムの電子配置は[Kr] 5s²である。電子は5個の電子殻に2, 8, 18, 8, 2のように分布する。

ストロンチウムは金属か。

はい。ストロンチウムはアルカリ土類金属に分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。

ストロンチウムは何族・何周期に属するか。

ストロンチウムは2族(アルカリ土類金属)、第5周期に位置し、sブロックに属する。族は縦の列、周期は横の行を指す。

ストロンチウムのイオンの価数はいくつか。

ストロンチウムは化合物中でイオン2+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+2である。

ストロンチウムの融点はどのくらいか。

ストロンチウムは777 °Cで融解し、1,382 °Cで沸騰する。室温では固体である。

ストロンチウムは何に使われるか。

ストロンチウムの主な用途には赤色の花火や信号炎管, フェライトセラミック磁石, 蓄光顔料, 骨粗しょう症治療の研究が挙げられる。ストロンチウムは鮮やかな赤色の炎を出すため、花火や信号炎管に多用される。化学的性質がカルシウムに似ているため、体内では骨に取り込まれてしまう。。

ストロンチウムを発見したのは誰で、名前の由来は何か。

ストロンチウムはAdair Crawford and William Cruickshankによって1790年に発見された。名前の由来:スコットランドの村ストロンチアンにちなむ。