パラジウム (Pd)

元素 46 · 遷移金属 · 106.42 u

46106.42
Pd
パラジウム
遷移金属
Pd

電子殻ごとの電子数: 2, 8, 18, 18

パラジウムはその大きさに比して驚くほど多くの水素を吸収し、自動車から研究室まで広く使われる主力触媒である。化学的性質は白金とよく似ているが、価格は異なる。

パラジウムは自身の体積の900倍を超える水素ガスを吸収できる。

原子番号
46
原子質量
106.42 u
電子配置
[Kr] 4d¹⁰
族・周期・ブロック
10 · 5 · d

ニッケル族

酸化数
+2, +3, +4
電気陰性度
2.2 (Pauling)
融点
1,555 °C
沸点
2,963 °C
密度
12 g/cm³
常温での状態
固体
外観
銀白色の金属
発見
William Hyde Wollaston, 1803

用途

  • 触媒コンバーター
  • 電子部品や積層コンデンサ
  • 水素の精製と貯蔵
  • 歯科用材料やジュエリー

原子構造

パラジウムの中性原子は46個の陽子と46個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ60個の中性子を持ち、これが質量数106の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。

これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 18, 18である。軌道表記では[Kr] 4d¹⁰となる。

3D electron orbitals

See where パラジウム's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.

周期表における位置

dブロックの元素。複数の安定な酸化数を持つため化合物が鮮やかな色を示し、触媒として働き、産業の実用金属としての強度も備える。

発見と名前の由来

パラジウムはWilliam Hyde Wollastonによって1803年に発見された。名前の由来:小惑星パラスにちなむ。

さらに調べる

原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。

関連する計算機

よくある質問

パラジウムの原子量はいくつか。

パラジウムの標準原子量は106.42で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。

パラジウムの陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。

パラジウムは46個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これがパラジウムをパラジウムとして決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ46個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ60個で、106 − 46 = 60という関係から求められる。

パラジウムの電子配置はどうなっているか。

パラジウムの電子配置は[Kr] 4d¹⁰である。電子は4個の電子殻に2, 8, 18, 18のように分布する。

パラジウムは金属か。

はい。パラジウムは遷移金属に分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。

パラジウムは何族・何周期に属するか。

パラジウムは10族(ニッケル族)、第5周期に位置し、dブロックに属する。族は縦の列、周期は横の行を指す。

パラジウムのイオンの価数はいくつか。

パラジウムは化合物中でイオン2+ / 4+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+2, +3, +4である。

パラジウムの融点はどのくらいか。

パラジウムは1,555 °Cで融解し、2,963 °Cで沸騰する。室温では固体である。

パラジウムは何に使われるか。

パラジウムの主な用途には触媒コンバーター, 電子部品や積層コンデンサ, 水素の精製と貯蔵, 歯科用材料やジュエリーが挙げられる。パラジウムはその大きさに比して驚くほど多くの水素を吸収し、自動車から研究室まで広く使われる主力触媒である。化学的性質は白金とよく似ているが、価格は異なる。。

パラジウムを発見したのは誰で、名前の由来は何か。

パラジウムはWilliam Hyde Wollastonによって1803年に発見された。名前の由来:小惑星パラスにちなむ。