ランタン (La)

元素 57 · ランタノイド · 138.91 u

57138.91
La
ランタン
ランタノイド
La

電子殻ごとの電子数: 2, 8, 18, 18, 9, 2

ランタンは希土類元素の先頭に位置するが、実際には希少でも特別珍しいものでもない。カメラ用ガラスに高い屈折率と低い分散を与える。

実用化された最初の用途は、1880年代にガスランタンのマントルを明るく発光させることだった。

原子番号
57
原子質量
138.91 u
電子配置
[Xe] 6s² 5d¹
族・周期・ブロック
fブロック · 6 · f
酸化数
+3
電気陰性度
1.1 (Pauling)
融点
918 °C
沸点
3,464 °C
密度
6.15 g/cm³
常温での状態
固体
外観
銀白色で展性のある金属
発見
Carl Gustaf Mosander, 1839

用途

  • 高品質なカメラや望遠鏡のレンズ
  • ニッケル水素電池の電極
  • 石油の接触分解触媒
  • カーボンアーク式スタジオ照明

原子構造

ランタンの中性原子は57個の陽子と57個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ82個の中性子を持ち、これが質量数139の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。

これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 18, 18, 9, 2である。軌道表記では[Xe] 6s² 5d¹となる。

3D electron orbitals

See where ランタン's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.

周期表における位置

fブロック第1行、原子番号57〜71の元素群。互いに化学的性質がよく似ており分離が難しいが、磁石やレーザー、蛍光体に欠かせない。

発見と名前の由来

ランタンはCarl Gustaf Mosanderによって1839年に発見された。名前の由来:ギリシャ語のlanthanein(「隠れる」の意)にちなむ。

さらに調べる

原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。

関連する計算機

よくある質問

ランタンの原子量はいくつか。

ランタンの標準原子量は138.91で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。

ランタンの陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。

ランタンは57個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これがランタンをランタンとして決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ57個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ82個で、139 − 57 = 82という関係から求められる。

ランタンの電子配置はどうなっているか。

ランタンの電子配置は[Xe] 6s² 5d¹である。電子は6個の電子殻に2, 8, 18, 18, 9, 2のように分布する。

ランタンは金属か。

はい。ランタンはランタノイドに分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。

ランタンは何族・何周期に属するか。

ランタンは周期表の下に別枠で示されるfブロックの元素で、第6周期に位置し、ランタノイドの仲間である。この領域の元素には、標準的な18列の族番号が割り当てられていない。

ランタンのイオンの価数はいくつか。

ランタンは化合物中でイオン3+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+3である。

ランタンの融点はどのくらいか。

ランタンは918 °Cで融解し、3,464 °Cで沸騰する。室温では固体である。

ランタンは何に使われるか。

ランタンの主な用途には高品質なカメラや望遠鏡のレンズ, ニッケル水素電池の電極, 石油の接触分解触媒, カーボンアーク式スタジオ照明が挙げられる。ランタンは希土類元素の先頭に位置するが、実際には希少でも特別珍しいものでもない。カメラ用ガラスに高い屈折率と低い分散を与える。。

ランタンを発見したのは誰で、名前の由来は何か。

ランタンはCarl Gustaf Mosanderによって1839年に発見された。名前の由来:ギリシャ語のlanthanein(「隠れる」の意)にちなむ。