鉄 (Fe)

元素 26 · 遷移金属 · 55.845 u

2655.845
Fe
遷移金属
Fe

電子殻ごとの電子数: 2, 8, 14, 2

鉄は地球上で最も使われている金属で、恒星が核融合によってエネルギーを放出しながら作り出せる最も重い元素である。その化合物であるヘモグロビンは、血液中で酸素を運んでいる。

地球の核はほとんどが鉄でできており、その対流運動が地磁気を生み出している。

原子番号
26
原子質量
55.845 u
電子配置
[Ar] 4s² 3d⁶
族・周期・ブロック
8 · 4 · d

鉄族

酸化数
+2, +3
電気陰性度
1.83 (Pauling)
融点
1,538 °C
沸点
2,861 °C
密度
7.874 g/cm³
常温での状態
固体
外観
光沢のある灰色の金属
発見
古代から知られている

用途

  • 建築や車両用の鋼
  • 鋳鉄製の機械や調理器具
  • 磁石と変圧器の鉄心
  • アンモニア合成用の触媒

原子構造

鉄の中性原子は26個の陽子と26個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ30個の中性子を持ち、これが質量数56の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。

これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 14, 2である。軌道表記では[Ar] 4s² 3d⁶となる。

3D electron orbitals

See where 's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.

周期表における位置

dブロックの元素。複数の安定な酸化数を持つため化合物が鮮やかな色を示し、触媒として働き、産業の実用金属としての強度も備える。

発見と名前の由来

鉄は元素として記述される以前から、古代より知られ利用されてきた。名前の由来:古英語のiren、元素記号はラテン語ferrumに由来。

さらに調べる

原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。

関連する計算機

よくある質問

鉄の原子量はいくつか。

鉄の標準原子量は55.845で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。

鉄の陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。

鉄は26個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これが鉄を鉄として決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ26個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ30個で、56 − 26 = 30という関係から求められる。

鉄の電子配置はどうなっているか。

鉄の電子配置は[Ar] 4s² 3d⁶である。電子は4個の電子殻に2, 8, 14, 2のように分布する。

鉄は金属か。

はい。鉄は遷移金属に分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。

鉄は何族・何周期に属するか。

鉄は8族(鉄族)、第4周期に位置し、dブロックに属する。族は縦の列、周期は横の行を指す。

鉄のイオンの価数はいくつか。

鉄は化合物中でイオン2+ / 3+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+2, +3である。

鉄の融点はどのくらいか。

鉄は1,538 °Cで融解し、2,861 °Cで沸騰する。室温では固体である。

鉄は何に使われるか。

鉄の主な用途には建築や車両用の鋼, 鋳鉄製の機械や調理器具, 磁石と変圧器の鉄心, アンモニア合成用の触媒が挙げられる。鉄は地球上で最も使われている金属で、恒星が核融合によってエネルギーを放出しながら作り出せる最も重い元素である。その化合物であるヘモグロビンは、血液中で酸素を運んでいる。。

鉄を発見したのは誰で、名前の由来は何か。

鉄は元素として記述される以前から、古代より知られ利用されてきた。名前の由来:古英語のiren、元素記号はラテン語ferrumに由来。