カドミウム (Cd)

元素 48 · 遷移金属 · 112.41 u

48112.41
Cd
カドミウム
遷移金属
Cd

電子殻ごとの電子数: 2, 8, 18, 18, 2

カドミウムは柔らかく毒性のある金属で、かつては顔料やめっきに広く使われていたが、現在は厳しく規制されている。主に特殊な蓄電池や薄膜太陽電池に用途が残っている。

カドミウムイエローは、その毒性が知られる以前、モネやゴッホに好まれた顔料だった。

原子番号
48
原子質量
112.41 u
電子配置
[Kr] 5s² 4d¹⁰
族・周期・ブロック
12 · 5 · d

亜鉛族

酸化数
+2
電気陰性度
1.69 (Pauling)
融点
321 °C
沸点
767 °C
密度
8.69 g/cm³
常温での状態
固体
外観
青みを帯びた白色の柔らかい金属
発見
Friedrich Stromeyer, 1817

用途

  • ニッケル・カドミウム蓄電池
  • テルル化カドミウム太陽電池
  • 耐食性めっき
  • 原子炉の制御棒

原子構造

カドミウムの中性原子は48個の陽子と48個の電子を持つ。最も多く存在する同位体はおよそ64個の中性子を持ち、これが質量数112の由来である。中性子の数が変われば同位体が変わり、陽子の数が変われば別の元素になる。

これらの電子は内側の電子殻から順に配置され、電子殻ごとの電子数は2, 8, 18, 18, 2である。軌道表記では[Kr] 5s² 4d¹⁰となる。

3D electron orbitals

See where カドミウム's electrons actually are — a cloud of 26,000 points sampled from the probability density |ψ|², not a cartoon of a lobe.

周期表における位置

dブロックの元素。複数の安定な酸化数を持つため化合物が鮮やかな色を示し、触媒として働き、産業の実用金属としての強度も備える。

発見と名前の由来

カドミウムはFriedrich Stromeyerによって1817年に発見された。名前の由来:ラテン語のcadmia(「炉甘石」の意)にちなむ。

さらに調べる

原子量はIUPAC/CIAAWに基づき、物理的性質は米国国立医学図書館のPubChemに基づく。実測されていない値は推定値ではなく「未測定」として示している。

関連する計算機

よくある質問

カドミウムの原子量はいくつか。

カドミウムの標準原子量は112.41で、IUPACの同位体組成・原子量委員会(CIAAW)が定めている。

カドミウムの陽子・中性子・電子の数はそれぞれいくつか。

カドミウムは48個の陽子を持つ。原子番号はそのまま陽子の数を表し、これがカドミウムをカドミウムとして決定づける値である。中性の原子では電子の数も陽子と同じ48個になる。中性子の数は同位体によって異なるが、最も多く存在する同位体ではおよそ64個で、112 − 48 = 64という関係から求められる。

カドミウムの電子配置はどうなっているか。

カドミウムの電子配置は[Kr] 5s² 4d¹⁰である。電子は5個の電子殻に2, 8, 18, 18, 2のように分布する。

カドミウムは金属か。

はい。カドミウムは遷移金属に分類される。金属光沢をもち、電気や熱をよく伝え、反応では電子を失って陽イオンになりやすい。

カドミウムは何族・何周期に属するか。

カドミウムは12族(亜鉛族)、第5周期に位置し、dブロックに属する。族は縦の列、周期は横の行を指す。

カドミウムのイオンの価数はいくつか。

カドミウムは化合物中でイオン2+になることが多い。全体として見ると、とりうる酸化数は+2である。

カドミウムの融点はどのくらいか。

カドミウムは321 °Cで融解し、767 °Cで沸騰する。室温では固体である。

カドミウムは何に使われるか。

カドミウムの主な用途にはニッケル・カドミウム蓄電池, テルル化カドミウム太陽電池, 耐食性めっき, 原子炉の制御棒が挙げられる。カドミウムは柔らかく毒性のある金属で、かつては顔料やめっきに広く使われていたが、現在は厳しく規制されている。主に特殊な蓄電池や薄膜太陽電池に用途が残っている。。

カドミウムを発見したのは誰で、名前の由来は何か。

カドミウムはFriedrich Stromeyerによって1817年に発見された。名前の由来:ラテン語のcadmia(「炉甘石」の意)にちなむ。